通勤は考える時間

たぶん、家にいて考えること、と
歩きながら考えること、と
電車の中で、考えること、は
何かが異なる。

 

f:id:ichibun:20161013232054j:plain


例えば、新幹線の中で、考えることは、また違う。
旅だから。

通勤は、仕事へ向かう小さな旅
モラトリアム、準備の期間だからか

ふと、余裕が生まれる。

仕事に向かう間

家に向かう間

 

電車で、ぼんやりと景気をみながら、考える。
仕事のこと。。。
通勤のこと。。。
今書いていること。。

窓際が好き

いつも電車のトビラのソバです。

大きなガラスに、くっついて外を眺める。
通勤だから見慣れた景色。
だけど天候は毎日 ことなる。
季節が ことなる。

f:id:ichibun:20161013232144j:plain

朝の景気は、そこそこ見ごたえがある。
高架になったので、遠くまで見れる。
冬は空気が澄んでいる時があって、時には遠くの山の方までみれる。
空気の中のチリの具合で、ずいぶんと、見え方が違う。
ほんとうに遠くの山までみえる時が、たまにある。

考えて 見ると、じつは 何かを考えていて

景気をみていない時が多い。


仕事のこと、家族のことなど。
それは、そうだ、通勤は、考える時間。

 

ラッシュの確認

乗りきれなかった。
となりの駅で急行に乗り換える。

いつものこと。

f:id:ichibun:20161012231849j:plain

2列で10名分ぐらいが並んでいる。
急行が到着して、乗り込みが開始。
6個分が乗れて、
4個分が乗れなかった。
乗るのをあきらめた。


自分も乗れなかった。
すぐに、次の急行がきた。
今度は、乗れるはずだ、と すこし不安が漂う。


一度、のれずに取り残されると、
次は、のりたいと、気合がはいる。

通勤はたいへんだ。

 

ちいさなドラマだ。

記憶とは


記憶のインデックスは映像


例として、たとえば 「老い」 とは?
その問いに答えるために、わたしはわたしの記憶倉庫をサーチして「老い」を探す。

老い  に該当する映像がリストアップされる。
かつて 見た映像。

「記憶」ともいう。
電車の中で見た 老い 映像も含む。

それらが わたしにとっての「老い」

f:id:ichibun:20161011064221j:plain

それでは、わしにとっての「恋愛」とは?

 

観察しているのだと思う
電車の中は、無言の 観察会 のようなもの。

比較的に、近いところで、時間をともにすごす。

 

人と人の接点とは。
まず家族と家族以外にわけ、
さらに 家族以外は、

    おおむね 友人 か 職場 そして、通勤

    大分類として、通勤 の構成比は、大きい。

    超概算で 25~35%

電車の中での出会いは、現実の情報源になっている。

つまり、通勤する人と、通勤しない人の違い。


さまざまな人、たとえば
 サラリーマン
 OL
 学生
 さまざな趣味の人、

あれ、この人、変わっている、とか

・・・

電車の中で、人は、人と出会っている。

通勤の中での現実

 

毎日通勤していると、いろんなことが起こる。
つまり、現実に起きることに遭遇する。
真近に、現実をみる。

 

f:id:ichibun:20161010090444j:plain

大きく分類する

暴力

 これは、ケンカのこと、特に記憶に鮮明に残る、めったには、ない。

 3回ぐらいは、見た、思い出せば、もっとあるかもしれない。

 他には。

老い
夫婦
恋愛
青春
友達
育児
疲労
睡眠
眠気
譲歩
気遣い

・・・・

実に、いろんな姿を、見てきた。
沢山の現実。
沢山の現実を手に入れて、記憶として取り込んだ。

現実と仮想

現実と仮想の違いは ?

現実と仮想の線引き 

明確な線引きはできない 
でも
現実とは、自分が遭遇した本当の出来事、
仮想とは、ヴァーチャル、映像、メディアを通じての体験。

現実は限られている
仮想は氾濫している
そんな見方でよいでしょう。


思うに、
ほんとうの事と、自分がとらえた仮想 を間違えないように。

オリジナルの現実ないと、仮想は生まれない。

自分が体験した現実をくみ上げて、人は仮想を作っている。

それぞれが体験した現実は異なる、

従って仮想は、それぞれで異なっている。

f:id:ichibun:20161009104138j:plain

それでは、通勤との関連とは、

 ・・・ 通勤は、現実だ!

 

日常性格を、大きく区分してみよう。

・食事
・通勤
・仕事
・趣味&遊び
・睡眠

つまり、

通勤は現実を体験する主要な要素のひとつ

 

 

肘がぶつかる頭がぶつかる

つり革や、鉄の柱は、電車にはあった方が、いい。
けれども、満員電車の中で、つり革を、がんばって確保していると、
おかしな ことになる。

 

必死になって、つり革を確保しているので、
自分の肘が、人の頭に当ったり、あたりそうになっている
のが、分からないのだろう。

f:id:ichibun:20161008023628j:plain

 

 

心理について、考える様になった。

たぶん、こういうことかもしれない。

 

この不条理な満員の電車の中で、私は自分を守る権利があり、
このつり革を、手放すつもりはない。
せっかく確保したのだから、これ以上に不利な状況に なりたくない。

お隣さん、すまんが、あなたに同情している余裕は、私には、ない。

自分のことで精一杯だ。
無理に伸ばしたこの肘が、あなたに、あたることが、あるかもしれないが、
この状況の中なのだから、仕方ないよね。

あなたも、文句はいわない方が、いいと思うよ。。

 

  そんな、ところかもしれない。

そうですね、・・・頑張ってください。